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【ALRM】アラームドットコムの銘柄分析

アラームドットコム

アラームドットコム(ALRM)は2000年に創業したスマートホームサービスを提供している企業です。

スマートホーム、サブスクリプション、SaaSなど最近話題のテーマを多く含んでいる企業です。

 

 

製品とサービス

アラームドットコムはハードウェア製品とソフトウェアサービスの両輪で事業を展開しています。

ハードウェア製品としてはWi-Fiで接続して利用できる監視カメラやインターホン等があります。

https://smarthomepics.files.wordpress.com/2018/02/smart-home-video-camera.jpg

出典:The Smartest Way to Own Smart Home Technology

 

ソフトウェアサービスとしてはそれらの製品を管理できるアプリや企業向けのセキュリティサービスを提供しています。

https://www.alarm.com/images/NewSite/products_services/appsUI.png?v=92144

出典:Alarm.com Smart Home Security Apps

 

アラームドットコムのモート

B (高い市場シェア&高い乗換コスト)

スマートホームを活用したセキュリティシステムは、北米2,200万世帯のうち800万世帯で利用されています。

そしてアラームドットコムはその約68%の高い市場シェアを獲得しています。

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出典:Events & Presentations | Alarm.com

 

また有料サービスの加入者は550万人以上であり、8,000万以上の機器が接続されています。

 

アラームドットコムの成長性

C (業種の未来が明るい銘柄)

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高い市場シェアを持っているため、市場の拡大がそのまま業績の拡大に繋がっています。

 

ただ、業績はとても良いのですがスマートホーム市場は近い内にAmazonとGoogleに席巻されると思います。

この両者の強みは何といってもAmazon echoとGoogle Homeというスマートスピーカーで、多くの方はここからスマートホームを構築していきます。

さらにAmazonは2018年にRingを買収、Googleは2014年にNestを買収しており、スピーカーだけでなく関連機器のラインナップも充実してきています。

これらはアラームドットコムの事業に干渉しており、現時点ではスマートホーム市場で高いシェアを握っていますが、今後はAmazonやGoogleがシェアを拡大していくと思います。

さらにスマートホーム市場はアップル、アリババ、サムスン、フェイスブックといったIT業界の巨人たちが次々と参入してきており、今後は苦戦すると予想しています。

 

アラームドットコムのバリュエーション

C (割高)

チャート

200日線を突破し、上昇トレンドを描いています。

現在まで365日線を割ることなく、順調に伸びてきています。

 

最後に

順調に成長してきているとはいえ、群雄割拠の様相を呈しているこの市場で、アラームドットコムは苦戦すると思います。

しかし、私はアラームドットコム株を既に保有しています。

理由は買収狙いです。

AmazonにはRing、GoogleにはNestがおり、AppleかFacebookがアラームドットコムを買収してそれらに対抗するのではないかと期待しています。