【VZ】ベライゾン(Verizon)は買い時か?
ベライゾンは米国大手の通信会社で、携帯電話の契約者数は全米1位を獲得しています。
通信事業者でありながら、最近は他業種の大型買収に積極的になっています。
連続増配は11年で、現在の配当利回りは4.74%と高配当です。
米国でのシェアは堂々の1位
上記のサイトによるとベライゾンはAT&Tを抑えて米国1位のシェアを持っています。2位のAT&Tとは僅差なので今後順位が入れ替わる可能性がありますが、それは大きな問題ではないと思います。
それよりも重要なのはTモバイルとスプリントが合併するのかという点です。
Tモバイルは2年縛りの廃止など「アンキャリア戦略」といわれるユーザー目線のサービスを提供しシェアを伸ばしてきました。報道通りにTモバイル主導での合併が行われれば2強にとって大きな脅威となります。
出典:Tモバイルは、なぜ驚異的な成長を遂げたのか | スマホ・ガジェット | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
事業の柱
ベライゾンは通信事業者らしく無線通信業と有線通信業が主な事業です。
このあたりはエンタメ事業に力を入れているAT&Tと異なりますね。
ただ、ベライゾンも2015年にAOLを、2017年に米Yahoo!の中核事業を買収しており、通信業以外の収益源を確保しようとしています。
出典:知られざるAOL、買収決断したベライゾンの思惑 (写真=ロイター) :日本経済新聞
AOLも米Yahoo!もインターネット広告が主要事業なので、ベライゾンがそこに活路を見出しているのが読み取れます。
私はタイムワーナーを買収してケーブルテレビ業を強化したAT&Tよりも良い選択をしていると思いました。
業績は横ばい
売上高は右肩上がりでキャッシュフローは右肩下がり。
フリーCFが営業CFに比べて低いのは、設備投資費がかさむ通信事業の特徴ですね。
私がベライゾンに投資しない理由のひとつでもあります。
株価は5年前から変わらず
現在株価:49.60ドル
AT&Tと違って直近の決算がそこまで悪くなかったので、現在株価は低くなく高くもなくといった感じです。
ただ、5年前とほぼ同じ株価でもあります。これを安定的と見るか成長できていないと見るかによって投資するか否かが決まってきます。
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結論
低成長ですが配当利回りが高く、規制によって守られた事業なので長期保有していれば勝てる銘柄だと思います。
少なくともケーブルテレビ業を収益源にしようとしているAT&Tよりは、今後の業績に期待しています。
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