【VYM】米国高配当株式 ETFは買い時か?
VYMは高成長・高配当の銘柄を集めたETFで、バンガード社が2006年に運用を開始しました。
高配当のETFでありながら、構成銘柄にハイテクセクターが多いのが特徴です。
現在の配当利回りは3.00%で、高配当ETFというには少し物足りない数字です。
構成銘柄
VYMの構成銘柄TOP10
銘柄名 | 比率(%) | セクター |
マイクロソフト | 6.3 | ハイテク |
ジョンソン&ジョンソン | 3.7 | ヘルスケア |
JPモルガン・チェース | 3.6 | 金融 |
エクソンモービル | 3.5 | エネルギー |
ウェルズファーゴ | 2.6 | 金融 |
AT&T | 2.4 | 電気通信 |
シェブロン | 2.3 | エネルギー |
P&G | 2.3 | 生活必需品 |
インテル | 2.1 | ハイテク |
ベライゾン | 2.1 | 電気通信 |
その他 | 69.1 | - |
各銘柄のリンク先は当ブログでの解説記事になっています。
HDVのTOP10には見られなかったハイテクセクターの銘柄が2つ入っています。
VYMは全体に対するTOP10銘柄の構成比率が低いことも特徴です。
VYMはセクター毎の構成比率に大きな差がありません。
また、金融セクターと資本財セクターの比率が高いため、金融危機や不景気への防御力はあまり高くないと思います。
株価は順調
現在株価:84.07ドル
長期目線で見ると、株価は順調に伸びてきており現在200日線に丁度触れているので株価は適正水準にあると思います。
短期目線で見ると、ここ1週間は米中貿易摩擦の懸念を理由にして株価は下落傾向にあります。
このトレンドはもう少し続きそうな気がするので、もう少し下がって365日線に引っかかるようであれば購入したいですね。
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結論
VYMはS&P500に連動する「VOO」と以前に紹介した「HDV」を足したようなETFで、配当金と株価の値上がりの両方を狙う人におすすめだと思います。
ただ、高配当ETFというには少し中途半端な商品なので、配当金こそ利益の源泉だと考える人はHDVの方がいいかもしれません。
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田中 唯 KADOKAWA / 中経出版 2016-09-29